英語の会議で発言できない|フレーズより先に必要だったもの

英語の会議で、ひとことも発言できないまま終わる。
筆者も長いあいだそうでした。
いまはほとんどの会議で発言できるようになりましたが、抜けるきっかけになったのはフレーズを覚えたことではありませんでした。
この記事では、何をして抜けたのかを書きます。
- 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
- 国内学習で英語力をアップ。
- 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
- これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
- BizSprinto開発チームの一員。
いまでも単語は出てこないことはある
先に正直なところを書いておきます。
発言できないという状態はほぼなくなりましたが、細かい単語やフレーズが出てこないことはいまでもあります。
つい先日も、マーケットシェアの話をしていてdenominator(分母)が出てきませんでした。言い換えようとしましたが、それも出てこない。
結局、分かったフリをして流しました。
つまり、単語が完璧に出てくるようになったから発言できるようになった、というわけではないということです。
単語の問題と、発言できない問題は別でした。
↓単語やフレーズがとっさに出てこない件は、こちらで原因ごとに分けて書いています。

意見からではなく、質問から始めた
当時を振り返ると、自分の意見を言うのはハードルが高かったと思います。
意見は、その場で組み立てなければいけません。議論の流れを聞き取って、自分の立場を決めて、根拠を添えて、英語にする。これを数秒でやるのは、当時の筆者には無理でした。
そこで、まず質問をするところから始めました。
質問なら、事前に用意しておけます。
資料を先に読んで、分からないところや確認したいところを1つ決めておく。それを会議のどこかで聞く。それだけです。
勇気は要りました。でも、発言のハードルとしては意見よりずっと低かったです。
準備できる発言の機会を、自分から取りにいく
もうひとつやったのが、自分のプレゼンパートをもらうことです。
会議の中で5分でも自分が話す枠があれば、そこは準備して臨めます。
資料を作って、声に出して通しで練習して、想定質問への答えも英語で組み立てておく。
そうやって英語で話す経験を積んでいくと、だんだん英語で口を開くこと自体に慣れてきます。
何もないところから、いきなりディスカッションに割り込んでいくのはハードルが高すぎます。順番が逆だと思います。
英語の会議で発言することに慣れるなら、まずは質問を用意しておく、あるいは短いプレゼンパートをもらう。そのあたりから始めるのがいいと思います。
↓プレゼンパートをもらったときの練習方法は、こちらにまとめています。

割り込めないのは、英語だけの問題ではない
ここは書いておきたいところです。
いざ議論になると割り込めない、発言できない。
これは英語に関係なく、会議で起きることだと思います。日本語の会議でも、ずっと黙っている人はいます。
英語はそれを助長しているだけ、という見方もできます。
だとすると、フレーズを覚えるだけでは解決しません。英語が原因の部分は減らせても、もともとの部分は残るからです。
フレーズより先に必要だったのは、自分のアジェンダ
筆者が大事だと思っているのは、その会議に対する自分なりの目的設定です。
この会議でこれを解決したい。これを明らかにしたい。そういうものを、会議に入る前に自分の中に持っておく。
その気持ちがあると、発言が自然に出てきます。
- 最後にこれだけは質問してクリアにしないと
- これだけは合意しておかないと持ち帰れない
こう思っていれば、割り込むかどうかで迷っている場合ではなくなります。
もうひとつ、論点に対する自分のポジション取りも効きます。
自分はどちら側の意見なのか。賛成なのか、懸念があるのか。会議前にそれを決めておくだけで、口を開く理由ができます。
これは日本語の会議でも同じだと思います。自分のアジェンダがないと、そもそも何を話せばいいのか分からなくなりますよね。
語彙やフレーズを覚えることも大事です。ただ、その前に自分の中でのアジェンダが要る、というのが実感です。
↓そのうえで使うフレーズは、こちらに100個まとめています。

オンライン会議なら、発言機会を作る手がある
最近はオンラインの会議が多いので、実務的な手も書いておきます。
チャット欄に先に投げておく
議論が始まる前あるいは議論中に、関連する情報や数字をチャット欄にポストしておく。
そうすると、それについて話す流れが自然にできます。自分から割り込まなくても、こちらに話が振られる状態を作れます。
挙手ボタンを使う
オンライン会議ツールの挙手ボタンです。
押しておけば、ファシリテーターが話を振ってくれます。割り込むタイミングを計る必要がなくなるのが大きい。
最近は筆者の会社でも、アメリカやヨーロッパのメンバーが普通に挙手ボタンを押して順番を待つスタイルが増えてきました。
発言の機会を得る方法として、かなり良いと思っています。使うのを遠慮する理由はありません。
まとめ
英語の会議で発言できないとき、まずフレーズ集に向かいたくなります。
ただ筆者の場合、抜けるきっかけになったのは順にこうでした。
- 意見ではなく、用意しておいた質問から始める
- 短いプレゼンパートをもらって、準備して話す経験を積む
- 会議ごとに自分のアジェンダとポジションを決めて入る
- オンラインならチャット欄と挙手ボタンで機会を作る
単語は、いまでも出てこないことがあります。そこは日々精進だと思っています。
ただ、発言できるかどうかは、それとは別の話でした。
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最後に、筆者のチームで作っているBizSprinto Oneを紹介させてください。
この記事では、発言できるかどうかは語彙だけの問題ではないと書きました。
とはいえ、言いたいことが数秒で英語にならないのもまた事実です。アジェンダを持って会議に入っても、そこで口が動かなければ結局黙ることになります。
BizSprinto Oneの7秒瞬間英作文は、まさにそこを鍛えるトレーニングです。日本語のお題を見て、7秒以内に英語で答える。ビジネスシーン別のお題が入っているので、会議で使う言い回しがそのまま練習になります。
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