インド英語が聞き取れない|慣れる方法と聞き返しの型

インド英語が聞き取れない。
筆者が入社した当初、アジアのマネージャーがインドの方でした。
たまに来日されて、そのときに筆者はビジネスレビューの一部を担当したり、ディナーに同席したりしました。
聞き取れないことが多く、かなり苦労しました。
先に書いておくと、いまでも完璧ではありません。最近のアメリカ出張でも、インドの同僚のうち一人の話が聞き取れないことが何度もありました。
それでも昔に比べればだいぶ慣れました。この記事では何をして慣れたのか、そして聞き取れないときにどうしているのかを書きます。
- 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
- 国内学習で英語力をアップ。
- 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
- これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
- BizSprinto開発チームの一員。
発音の特徴を知っても、聞き取れるようにはならなかった
インド英語について調べると、発音の特徴が出てきます。
スペル通りに読む傾向がある。th の音が置き換わる。イントネーションが違う。
どれも正しいのだと思います。ただ、読んだからといって会議で聞き取れるようにはなりませんでした。
特徴を知っていることと、流れてくる音を処理できることの間には距離があります。
結局はその音に触れる量を増やすしかなかった、というのが実感です。
慣れるためにやったこと
US・UK以外の音声を自分で探した
最初に困ったのが、教材がないことでした。
英語の教材はアメリカ英語かイギリス英語がほとんどで、それ以外のアクセントを扱ったものはあまりありません。
そこで、YouTubeやポッドキャストで自分で探して聴いていました。BizSprintoを作る前の話です。
インドのニュース番組でも、インドの方が話しているビジネス系のチャンネルでも構いません。とにかくその音に耳を慣らす時間を作りました。
↓ニュース系のポッドキャストをレベル別にまとめた記事です。素材探しの参考に。

インドの同僚と1対1のミーティングを設定した
これがいちばん効きました。
インドの同僚と、定期的な1on1を自分から設定したんです。
業務上どうしても必要だったわけではありません。インドのアクセントに慣れなければ、というプレッシャーとリズムを自分に与えるためでした。
予定が入っていれば、逃げられません。そして毎月のように話していれば、嫌でも耳が慣れていきます。
教材を探すより、実際に話す機会を先に確保してしまうほうが、結果的に早かったと思います。
原因は発音だけではないと気づいた
マインドセットとして大きかったのがこれです。
聞き取れない原因を、ずっと発音だと思っていました。
でも実際には、アメリカ英語では使われない表現が混ざっていることが少なくありません。
その国でよく使われる言い回しが、こちらの語彙に無い。だから音は拾えているのに意味が取れない、ということが起きます。
そう気づいてからは、聞き取れなかった箇所を「発音が原因か、知らない表現が原因か」で分けて考えるようになりました。
後者なら、その表現を覚えれば次から対応できます。原因が分かれば、打ち手が変わります。
インド英語だけの話ではなかった
同じことは、他のアクセントでも起きました。
シンガポールの方と話す機会も多いのですが、文末に la が付く特徴があると最初は分からず、混乱しました。
イギリスやオーストラリア独特の表現も、いまだに慣れない部分があります。
非ネイティブの欧州系も苦戦しました。特にフランス語圏の方です。発音がフランス語調で、文法もこちらの想定どおりには来ません。
ただ、この手の場面で救いになったのはお互い様だという感覚でした。
こちらの英語も日本語の影響を受けているはずで、相手からすれば聞き取りにくい部分があるはずです。
完璧に聞き取れないことを恥じるより、お互い非ネイティブとして通じるところまで持っていく。そう考えるようになってから、会話が楽になりました。
↓そもそもなぜリスニングが分水嶺になるのかは、こちらに書いています。

それでも聞き取れないときの、聞き返し方
ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。
分かったフリをすることは、正直ある
先に正直に書きます。分かったフリをしてやり過ごすことは、いまでもあります。
ただし線は引いています。
その後の自分の行動を左右するような重要なことは、分かったフリをしない。
雑談の一部が聞き取れなかったのなら流してもいい。でも、次に何をするかに関わる話なら、必ず確認します。
You mean… と言って、間を開ける
昔よく使っていた手です。
You mean… とだけ言って、そこで止まる。
そうすると、相手が察して補足説明をしてくれることが多いんです。
こちらが完璧な質問を英語で組み立てる必要がありません。聞き返したいという意思だけ伝われば、相手が動いてくれる。
フレーズより、聞き返しのカテゴリーを持っておく
聞き返しのフレーズを100個覚えるより、効くと思っているものがあります。
自分が何を聞き返したいのかを、大枠で分類できるようにしておくことです。
筆者の場合、だいたい次の3つに分かれます。
- 全体的に、真意やコンテキストが分からない
→ 補足して説明してほしい、と伝えられればいい - 一部の情報が正確に聞き取れなかった(時間、場所、数字など)
→ そこだけもう一度ゆっくり言ってほしい、と伝えられればいい - 全体は聞き取れたが、自信がない
→ 念のためあとでメールをもらえますか、と言えればいい
聞き取れなかった瞬間にパニックになるのは、自分が何を分かっていないのかを把握できていないからだと思います。
どのカテゴリーなのかが自分で分かれば、あとはそれを伝えるだけです。必要な英語も、そんなに難しいものではありません。
↓会議で発言するほうの話は、こちらにまとめています。

まとめ
インド英語が聞き取れないとき、発音の特徴を調べても聞き取れるようにはなりませんでした。
効いたのは、その音に触れる量を増やすことと、1対1の予定を先に入れて逃げられない状況を作ることでした。
そして、原因が発音ではなく知らない表現であることも多い。そこを分けて考えると打ち手が見えてきます。
それでも聞き取れないときは、聞き返せばいい。そのために、自分が何を聞き返したいのかを分類できるようにしておく。
いまでも完璧ではありませんが、この4つでだいぶ楽になりました。
いろいろなアクセントで鍛えるなら、BizSprinto One
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最後に、筆者のチームで作っているBizSprinto Oneを紹介させてください。
この記事で書いたとおり、US・UK以外のアクセントの教材はなかなか見つかりません。筆者が当時いちばん困ったのがそこでした。
そこでBizSprinto Oneのシャドーイングでは、USだけでなくUK、インド、オーストラリア、シンガポールなど多様なアクセントの音声を用意しています。実際の職場で耳にする英語に近い状態で練習できます。
録音した自分の音声を聞き返せるほか、AIによる発音フィードバックもつきます。
BizSprinto Oneはほかにもニュース音読、7秒瞬間英作文、7ステップ英文速読、20,000語の辞書と連動した自分専用の単語帳まで、ビジネスパーソンに必要な英語学習が1つのアプリにまとまっています。
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