英語プレゼンの練習法は録画が最強|自分の弱みを直視して改善する

英語プレゼンの練習法は、世の中にたくさんあります。
台本を作る、フレーズ集を覚える、スライドを作り込む、といったやり方はどれも大事です。
筆者もこれらは一通り実践してきましたが、それだけでは埋まらない差があると感じていました。
筆者がこれまで試してきた中で、いちばん効果を感じているのは、自分のプレゼンを録画して見返すことです。
正直、地味ですし恥ずかしい方法です。
それでも、他のどのテクニックよりも改善効果が大きかったと感じているので、今回はその理由と、筆者が録画から実際に気づいた弱点をまとめます。
プレゼンのテクニックを検索すると、話し方のコツや構成のテンプレートなど、情報はいくらでも出てきます。
ただ、そういったテクニックを頭に入れる前に、まず自分の現在地を正確に把握しておかないと、直すべきポイントがずれてしまいます。
録画は、この現在地を正確に把握するための、いちばん手っ取り早く確実な方法です。
それではまいります!
- 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
- 国内学習で英語力をアップ。
- 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
- これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
- BizSprinto開発チームの一員。
英語プレゼンの練習法は、録画して見返すのが最強
結論から言うと、英語プレゼンの練習でいちばん効果があるのは、自分のプレゼンを録画して見返すことです。
発音やアクセントはもちろん、声のトーン、表情、仕草、身振り手振りまで、録画を見ればすべて確認できます。
自分では気をつけているつもりでも、実際に映像で見ると、思っていたイメージとまるで違うことがほとんどです。
話しているときの主観的な感覚と、聞き手が実際に受け取る印象には、想像以上に大きなギャップがあります。
単語や文法をどれだけ勉強しても、この差には気づけません。
頭の中で流暢に話せているつもりでも、実際に映像で見ると、思っていたよりも早口だったり、目線が泳いでいたりすることに気づきます。
他人からのフィードバックをもらうのも有効ですが、遠慮して当たり障りのない感想しかもらえないことも多いです。
その点、録画は誰に気を遣うこともなく、何度でも自分のペースで確認できるのが強みです。
同じ動画を何度も見返すことで、1回目では気づかなかった細かい癖にも、少しずつ目が向くようになります。
プレゼンは内容以上に、雰囲気が大事
英語プレゼンというと、内容の正確さや構成に意識が向きがちです。
もちろん内容も大事ですが、それ以上に、聞き手が受け取る雰囲気のほうが評価を左右すると筆者は感じています。
自信がなさそうに見える、声が小さくて聞き取りづらい、表情が硬くて何を考えているか分からない。
こういった雰囲気は、内容の正確さとは別の軸で、聞き手の印象を大きく左右します。
そして、この雰囲気の悪さは、自分では気づきにくいというのが厄介なところです。
録画を見返すことは、この自分では気づけない雰囲気の悪さを、直視する作業でもあります。
内容がどれだけ練り込まれていても、雰囲気が悪ければ、聞き手には十分に伝わりません。
逆に言えば、雰囲気さえ整えば、多少内容がシンプルでも、聞き手の印象はぐっと良くなります。
英語ネイティブでない筆者たちにとって、英語の完璧さで勝負するのはそもそも分が悪い戦いです。
だからこそ、雰囲気という、練習次第でネイティブとの差を縮めやすい部分に力を入れるのは、理にかなった戦略だと筆者は考えています。
2025年、筆者が実際にやっていたこと
筆者は2025年、プレゼンの機会があるたびに、誰かに録画をお願いしたり、リモート会議のレコーディングを見返したりするようにしていました。
正直に言うと、自分のプレゼンを見返すのは非常に恥ずかしい作業です。
思っていたよりも早口だったり、変な間があったり、見ていて居心地が悪くなります。
それでも、自分の弱みをごまかさずに直視したことが、結果的にいちばんの改善につながったと感じています。
正直、最初の数回は録画を見返すこと自体を避けたくなりました。
ただ、慣れてくると、自分の課題を客観的なデータとして淡々と確認する感覚に変わっていきました。
最初は同僚に頼んでスマホで撮ってもらうだけの簡単な方法から始めました。
特別な準備をしなくても、普段の会議やプレゼンをそのまま教材にできるのは、地味に大きなメリットでした。
1回だけで満足せず、月に1回程度の頻度で継続して見返すようにしたのも、変化を実感できたポイントです。
録画を見て気づいた、筆者自身の弱点
実際に自分のプレゼンを見返してみると、いくつも改善点が見つかりました。
いずれも、話している最中はまったく自覚できていなかった点ばかりです。
- 発音自体はまあまあだが、you know、kind of、likeのような、意味のないつなぎ言葉を使いすぎている
- 声のトーンが単調で、抑揚がほとんどない
- 表情が固く、緊張がそのまま顔に出ている
- 声が全体的に小さく、自信がなさそうに聞こえる
特に、you know や kind of のような、つなぎ言葉の多さには自分でもかなり驚きました。日本語で言うと、「まぁ」とか「えー」、「〜のような」「〜という形」みたいな感じですよね。
話している最中はまったく意識していなかったのですが、録画で聞き返すと、1文に何度も挟んでいることに気づきます。
次の言葉を考える時間を稼ぐために、無意識に使ってしまっていたのだと思います。
聞いている側からすると、内容の合間に余計な雑音が挟まる形になるので、聞き取りづらさにもつながっていたはずです。単語や文法の勉強では絶対に気づけない、実践でしか見えてこない癖でした。
声のトーンについても、自分では普通に話しているつもりが、映像で見返すとロボットのように一本調子で驚きました。
大事な部分を強調するつもりで話していたのに、抑揚がまったくないので、聞き手からするとどこが重要なのか分かりにくかったはずです。
日本語で話すときは自然にできている抑揚が、英語になると緊張でごっそり抜け落ちてしまうようでした。
表情についても、緊張していると自覚はしていましたが、映像で見ると想像以上に硬く、笑顔もほとんどありませんでした。内容に集中しすぎて、表情にまで気が回っていなかったのだと思います。
声量に関しても、自分の耳に聞こえている音量と、マイクを通して相手に届く音量には、かなりの差があります。意識して大きめに話しているつもりでも、録画で聞くと弱々しく聞こえていたこともあります。
声が小さいと、内容がどれだけ良くても、自信がなさそうに受け取られてしまいます。
勇気を出して録画を見ると、様々な弱点に気づくことができます。
録画を見返すときにチェックしたい5つのポイント
これから録画チェックを始める方向けに、筆者が実際に見ている観点をまとめておきます。
- 発音・アクセント — 聞き取りづらい単語や、癖になっている発音はないか
- 声のトーン — 抑揚がなく、単調に聞こえていないか
- 表情 — 緊張や不安が、そのまま顔に出ていないか
- 仕草・身振り手振り — 落ち着きのない動きや、逆に動きの少なさが気にならないか
- つなぎ言葉 — you know、kind of、likeなどを使いすぎていないか
一度にすべてを直そうとすると挫折しやすいので、1回の見返しにつき1つか2つの観点に絞るのがおすすめです。
最初はつなぎ言葉の数を数えるだけ、次は表情だけ、というように、チェックする観点を毎回変えていくと、無理なく続けられます。
1つの観点に絞ることで、次の録画でその部分がどれだけ改善したかも比較しやすくなります。
小さな変化でも、積み重なれば、やがて大きな成長になります。
英語学習者は色々なプレゼンテクニックを学ぶ前に、まずはこの録画チェックから始めてみてほしいと筆者は思います。
録画のハードルを下げる工夫
録画と聞くと、大掛かりな準備が必要に感じるかもしれませんが、スマホ1台で十分です。
本番のプレゼンでなくても、練習として1人で話している様子を撮るだけでも、十分な効果があります。
リモート会議が多い環境なら、会議のレコーディング機能を活用するだけで、特別な手間なく録画できます。
新しく特別な道具を揃える必要がないので、思い立った日からすぐに始められます。
いきなり見返すのが辛ければ、まずは撮るだけ撮っておいて、後日気持ちが整ったタイミングで見返す、というやり方でも構いません。
大事なのは、完璧な環境を整えることよりも、まず1回撮ってみるという最初の一歩です。
撮った動画は基本的に自分だけが見るものなので、誰かに評価されるわけではありません。
そう考えると、思っているよりも気軽に始められるはずです。
見返してあまりに恥ずかしければ、一回閉じましょう。また気が向いたら見れば良いのです。
発音と質疑応答の瞬発力は、BizSprinto Oneで鍛える
録画チェックは、自分の弱点に気づくためにとても有効です。
ただ、気づいた弱点をどう鍛えるか、という部分も別で必要になります。
発音の癖を直したいと思っても、何を練習すればいいか分からず、結局そのままになってしまうことも多いです。
質疑応答での言葉の詰まりも同じで、原因は分かっても、具体的な練習方法までは見えていない人が多いのではないでしょうか。
筆者が開発に携わっているBizSprinto Oneは、ニュース音読・瞬間英作文・速読・シャドーイング・英単語学習を1つにまとめた、ビジネスパーソン向けのオールインワン英語学習アプリです。
← 横にスライドして、他の画面もチェックできます →
プレゼンの質疑応答で言葉に詰まらない瞬発力は瞬間英作文のモジュール、発音の癖はシャドーイングのAI発音フィードバックで、それぞれ集中的に鍛えられます。
質疑応答は、用意した原稿がない分、プレゼン本編以上に地力が問われる場面です。
ここで詰まってしまうと、プレゼン本編でどれだけ良い印象を作れていても、一気に台無しになりかねません。
7秒以内に英語で答えるトレーニングを繰り返しておくと、とっさの質問にも詰まらずに反応できるようになります。
シャドーイングのモジュールでは、US・UKなどの音声に合わせて発話するので、録画で気づいた発音の癖を、具体的な練習素材を使って直していけます。
音声録音とAIによる発音フィードバックもついているので、練習した内容がどれだけ改善したかを、感覚だけでなく確認しながら進められます。
録画チェックで弱点を見つけて、BizSprinto Oneで集中的に鍛えて、また録画で確認する。
このサイクルを回すことで、雰囲気の改善にも実際の力の底上げにも、両方からアプローチできます。
複数のアプリを別々に契約すると、月々の課金がかさみますしユーザー登録も面倒ですが、BizSprinto Oneはユーザー登録不要、月額1,980円ですべてのコンテンツ・機能が使い放題です。
無料の状態でも一部のコンテンツをお試しいただけます。会員登録も不要なので、ダウンロードしたらすぐに始められます。
録画チェックとあわせて、気になった方はぜひ試してみてください。両方を組み合わせることで、改善のサイクルがより早く回るはずです。
まとめ
英語プレゼンの上達には、色々なテクニックよりも先に、自分のプレゼンを直視することが近道です。
内容よりも雰囲気のほうが評価を左右する場面は、想像以上に多いものです。
録画して見返すのは恥ずかしい作業ですが、それ以上の価値があります。
次にプレゼンの機会があったら、ぜひ一度、自分の姿を録画して見返してみてください。
最初は誰でも恥ずかしいものですが、その一歩を越えた人から、確実に上達していきます。
筆者自身、あの恥ずかしさを乗り越えたことが、今の英語プレゼンへの自信につながっていると感じます。
合わせて読みたい関連記事
このテーマに関連する記事もまとめてご覧ください。
瞬間英作文アプリを15個試した中から、本当に使えるものだけを厳選して紹介する記事です。

英検1級のスピーキング対策と質疑応答について、瞬間英作文との関係を筆者が語った記事です。

TOEIC900点を超えても話せなかった筆者が、外資系の現場で実際に使うフレーズをまとめた記事です。

英検1級に対策なしで一発合格した筆者が、日頃の英語習慣を振り返った記事です。



