AI英会話でリアル英会話教室は不要?外資系勤務が考える両者の使い分け

AIで英会話が練習できるようになった今、リアルな英会話教室はもう不要になるのでしょうか?
この問い、最近本当によく聞かれます!月に数万円かけて英会話スクールに通っていた人が、月額数千円のAIアプリに切り替える動きも周りで増えています。
筆者の結論を先に言うと、大部分はYes、でも一部のニーズは残り続ける、というのが正直な考えです。
AIで代替できる領域はどんどん広がっていますが、それでも人間相手じゃないと鍛えられないスキルはハッキリ存在します。
この記事では、AIとリアル英会話教室の使い分けを、外資系で日々英語を使う筆者の視点から整理していきます。
これから英会話を始める方も、いま英会話スクールに通っていて見直しを考えている方も、判断材料になれば嬉しいです。
それではまいります!
- 日本生まれ日本育ち、海外在住経験ほぼゼロ。
- 国内学習で英語力をアップ。
- 現在の英語力は外資系企業でネイティブとガンガン議論できるレベル。
- これまで長期に渡り様々な手法で英語力アップにコミットし、ときには挫折し、ときにはうまくいった経験から、読者に有益で再現性のある情報を届けたい。
- BizSprinto開発チームの一員。
AI英会話の登場で「日々の練習」は完全にAIで足りる時代へ
まず前提として、AI英会話が英会話練習の主役になってきているのは事実です!
ChatGPTのボイスモードや専用のAI英会話アプリの精度はここ2〜3年で別物レベルに進化しました。ネイティブに近い自然な返答、細かい発音フィードバック、24時間いつでも練習可能な即時性。もう完全に英会話パートナーとして機能します。
AIでの英会話練習には、対面レッスンと比べて明確なメリットが3つあります。
1つ目は即時性。思い立った瞬間にスマホを開いて練習できます。予約や移動の必要がありません。
2つ目はコストの安さ。月額数千円で無制限に練習できるアプリが多いです。従来の英会話スクールなら月数万円かかっていたものが、10分の1以下で同等以上の練習量が得られます。
3つ目は恥ずかしくないこと。これ、実はかなり大きな要素です。AI相手なら間違えても評価されないので、初心者ほど失敗を気にせず口を動かせます。
日々何気なく英会話を練習する用途なら、正直AIで十分。むしろAIの方が続けやすい、というのが筆者の実感です。
それでもリアル英会話教室が残る3つの理由
ただ、ここからが本題です。AIでどれだけ完璧に練習しても、リアル英会話でしか鍛えられないものが確実に存在します!
それをカバーするために、リアル英会話教室のニーズは一部残り続けると筆者は考えています。
具体的に3つの理由を掘り下げます。
理由1|生身の外国人と対峙する場慣れはAIでは鍛えられない
1つ目にして最大の理由がこれです。
日本人の多くは、実は外国人相手に英語を話すとき、いつもより緊張してしまうと思います。
AIとどれだけ流暢に話せても、初対面の外国人を目の前にすると英語が出てこなくなる、というのはよくある現象。これは英語力の問題ではなく、場慣れの問題です。
相手の顔つき、体格、表情、目線、声のトーン、身振り手振り。生身の人間から受け取る情報量は、AIとの音声だけのやり取りとは比べ物になりません。
この情報量に慣れていないと、いくらAIで練習した英語力を持っていても、本番で発揮できないことがあります。
筆者もかつて経験しました。AIとの英会話では自信を持って話せたのに、いざ外国人の同僚と対面で話すと、頭が真っ白になる。あの感覚を克服するには、やはり生身の外国人と話す経験を積むしかないのです。
理由2|表情や仕草を読み取って応答する力はAIでは磨けない
2つ目は、非言語コミュニケーションのトレーニング。
実際の会話では、相手の言葉だけでなく、表情や仕草を見て応答を返します。相手が眉をひそめたら、もう少し丁寧に説明する。うなずいてくれたら、次の話に進む。困った顔をしたら、別の言い方に切り替える。
この「相手を見て応答を調整する力」は、AIとの音声だけのやり取りではまったく鍛えられません。
特にビジネスの現場では、この非言語スキルの有無で会話の質が大きく変わります。
顧客との商談、同僚とのディスカッション、上司へのプレゼン。相手の反応を見ながらリアルタイムで話し方を調整できるかどうかで、成果まで変わってきます。
リアル英会話教室では、この非言語のやり取りを含めた総合的なコミュニケーションが自然に練習できます。ここは対面ならではの価値です。
理由3|IELTSや英検などスピーキングテスト対策
3つ目は、スピーキングテスト対策としてのニーズ。
IELTSや英検などの英語試験ではスピーキングテストが対面の面接形式です。
試験官と目を合わせながら、時間内に指示された内容を話す。プレッシャーがかかる状況で自分の考えを英語で組み立てる。この特殊な状況に慣れるには、対面での面接練習が欠かせません。
AIで内容の練習はできますが、試験本番のフォーマットに近い経験を積みたいなら、リアルな講師との面接練習が近道です。
試験対策目的で英会話教室を利用する層は、これからも一定数残るはずです。
ビジネスで海外エグゼクティブ対応や海外出張がある人は対面練習が効く
ビジネスパーソン視点で追加すると、対面練習の価値がもう一段上がる場面があります。
たとえば、海外本社からエグゼクティブが来日して直接対応する場面。
相手はハイレベルなビジネスパーソンで、コミュニケーションの間や空気を読む能力が高い。ここで場慣れしていないと、萎縮してしまい本来の実力が出せません。
海外出張で現地のパートナー企業を訪問する時も同じです。文化的な違いや現地の空気感を含めて、対面での英会話にどれだけ慣れているかが問われます。
こうした場面が想定される方は、月に数回でもいいので対面での英会話練習を継続しておくと、いざという時に大きく差がつきます。
結論|日々はAI、月に数回は対面、が最強のバランス
ここまでを整理すると、筆者おすすめの組み合わせはシンプルです。
日々の英会話練習:AI英会話アプリやChatGPTのボイスモードで大量にこなす。
月に1〜2回:オンライン英会話や対面レッスンで生身の外国人講師と話す。
この組み合わせなら、量と質の両方が確保できます。しかもコストも、以前の英会話スクール一本足打法よりずっと抑えられます。
従来型の「毎週対面レッスン」に払っていた費用の半分以下で、より多くの練習量が実現できるのが今後の英会話ライフでしょう!
AI英会話をやるなら汎用AIか特化型アプリを目的で選ぶ
AI英会話を始めるなら、まずはChatGPTなどの汎用AIから試すのが手軽です。
費用も安く、自由度が高いので、日常的な英会話練習や情報検索を英語で行う用途にぴったり。
ただ、瞬間英作文、シャドーイング、発音矯正など特化型の学習を毎日続けたいなら、AI英会話アプリの投資価値が高くなります。
特化型アプリはトレーニング内容が最適化されており、開いた瞬間に学習が始まる設計。習慣化のハードルが圧倒的に低いです。
おすすめのAI英会話アプリを7つ厳選してまとめた記事があるので、専用アプリ選びに悩んでいる方はぜひそちらもご覧ください。

特化型なら、BizSprinto One
ビジネス英語力アップに取り組んでみようという方には、筆者が開発に携わっているBizSprinto Oneがおすすめです。
BizSprinto Oneは、ニュース音読・瞬間英作文・速読・シャドーイング・英単語学習をまとめた、ビジネスパーソン向けのオールインワン英語学習アプリです。
← 横にスライドして、他の画面もチェックできます →
瞬間英作文のモジュールは、日本語のお題が表示されてから7秒以内に英語で回答する、ゲーム性のあるトレーニングです。会議で「Could you share your view on this?」と振られた瞬間、頭が真っ白になる経験はありませんか。このモジュールで毎日鍛えれば、英語がスルッと口から出る瞬発力が育っていきます。
ビジネス特化の例文が2,000以上収録されており、会議・プレゼン・交渉・1on1など外資系で頻出のシーンが網羅されています。音声録音機能、回答解説、カスタム例文登録、学習統計まで揃っていて、スピーキング強化の相棒として日々使えます。
シャドーイングのモジュールは、ビジネス英語に完全特化した練習を、毎日5分から続けられる設計です。会議、プレゼン、交渉、1on1、ピッチなど外資系で頻出のシーンを想定した素材で練習でき、各シャドーイング後には理解度チェックの仕組みも組み込まれています。読んだ気ならぬ「聴けた気」で終わらない設計です。
音声のアクセントもUSだけでなくUK・インド・オーストラリア・シンガポールなど多様に対応。グローバル本社や海外チームとの実務に直接効きます。
複数のアプリを別々に契約すると、月々の課金がかさみますしユーザー登録も面倒ですが、BizSprinto Oneはユーザー登録不要、月額1,980円ですべてのコンテンツ・機能が使い放題です。ダウンロード自体は無料、一部のレッスンは無料で試せます。まずは気軽にお試しください。
合わせて読みたい関連記事
このテーマに関連する記事もまとめてご覧ください。
AI英会話アプリを厳選し、それぞれの特徴・最新の料金・ハマるポイントを紹介する記事です。

ChatGPTでの英会話、専用アプリ、ボイスモード検索術など、AIで英会話を実践的に練習する方法を整理した記事です。

シャドーイングをやっているのに伸びないと感じる人向けに、効果が出ない典型パターンと改善策を解説した記事です。

外資系で必要な英語レベルを、ポジション別・会社規模別のフレームワークで整理した記事です。



